飯山陽『イスラム教再考』(扶桑社)ー求む!『『イスラム教再考』再考』を手掛ける有志たち!

こういうのを書くと、筆者側から「偏見に固まっていますね」と言われそうですが、この本が一部で受けているようなので、読む前にケチをつけておきます。 「イスラム思想研究家」飯山陽氏の『イスラム教再考』(扶桑社)です。 非常に分かりやすいというか、…

若松英輔『井筒俊彦 叡智の哲学』(慶應義塾大学出版会 2011年)

0 はじめに このシリーズ2回目です。取り上げるのがこの評論とは、正直高いハードルです。井筒先生(勝手にそう呼ばせてもらいます)の思想そのものが難解なのに、それを評論した書物を理解しようなんて、おこがましいにもほどがあります。 確かに、450ペ…

13人目:アンリ4世(1553~1610)ーフランスを強国へと導いた、開明的な国王

フランス国王(位:1589~1610)。子がいなかったアンリ3世の後継者に指名され、ブルボン王朝を創始する。 彼が即位する前、青年時代のフランスは、内戦状態にあった(ユグノー戦争:1562~』98)。旧教徒(カトリック)と新教徒(ユグノーと呼ばれる)が激…

12人目:アンデルセン(1805~75)ーデンマークが誇る世界的な「童話」作家

デンマーク出身の小説家・童話作家。デンマーク語では、アナセン。最初に認められたのがドイツだったため、ドイツ語風の呼び名が定着している。 オーデンセの貧しい靴職人の子。少年時代は、貧しいながらも幸せな時期だったという。成長して、首都コペンハー…

11人目:アレクサンデル6世(1431~1503)ーローマ教皇に成り上がった「極悪人」

ローマ教皇(位:1492~1503)。現在のスペイン、バレンシアの貴族ボルジア家の出身。前名は、ロドリーゴ・ボルジア。ローマ教皇になった叔父カリストゥス3世(位:1455~58)の後ろ盾で、枢機卿、バレンシア大司教を歴任。その後、買収や権謀術数を用いて…

10人目:アレクサンドラ(1844~1925)―終生家庭問題に悩み続けた、誇り高きイギリス王妃

イギリス国王エドワード7世(位:1901~10)の妃。デンマーク国王クリスチャン9世の娘。妹にロシア皇帝アレクサンドル3世の皇后マリア(最後の皇帝ニコライ2世らの母親)がいる。複雑な血縁関係ですね。 0 はじめに エドワード7世は、前回取り上げたア…

9人目:アルバート公(1819~61)ー長生きしていたら、世界史の記述を変えていたかもしれない人物

イギリス、ヴィクトリア女王(位:1837~1901)の夫。 0 はじめに この人物については、今日まで、そのことしか知りませんでした。しかし、ある人物をWikipedia(あ、私の底の浅さを告白してしまった)で検索していたら、彼、アルバート公に行き着きました…

8人目:アルタン=ハン(1507~82)ーモンゴルの栄光を再び示した君主

モンゴル族タタール(韃靼)系トゥメト部の君主で、後「正統」ハン位に就く(位:1551~82)。モンゴルの再統一を成し遂げた。 0 はじめに モンゴル族というと、チンギス=ハンのイメージが大きいと思います。確かに、彼の世界史への登場は、衝撃的だったと…

7人目ーモハメド・アリ(1942~2016)ー現代アメリカ史の一側面が見えてくる可能性

正直、私は、特にこの方を語るネタを、一切持っていません。また、つい最近までご存命の方なので、評価も難しいです。ではなぜ、ここであえて取り上げたかというと、これからの研究に期待しているからです。彼を取り上げた研究がさらに深まれば、アメリカ史…

6人目:アベ・フトシ(1966~2009)ー天に召された「唯一無二の」ギタリスト

0 まずはじめに このシリーズを続ける難しさは、ひとえに私の能力不足と勉強不足によるものです。ただ、私の胸を熱くした多くの「歴史上の」人物たちを紹介したいという、自分の感情「のみに頼った」使命感(?)があるだけです。つまり、このシリーズは、…

5人目:アブド・アッラフマーン1世(731~788)ー亡国の王子、逃亡先で国王になる

イベリア半島で後ウマイヤ朝(756~1031)を創始し、イベリア半島のイスラーム教を掲げる王朝が約700年存立する礎を築いた。精悍で機略に富み、「クライシュの鷹」と渾名された。また、詩歌の才能に優れ、王都コルドバの文化的・商業的発展の礎を築く。 1.…

Daigo『超戦略ノート術』(Gakken 2021/8):私が五流以下の人間であることをさらけだしてしまいました。

「未」読書ノート。 こういうカテゴリーは、以前から考えていました。 本がたくさん出るのに、ついていけません。 また、意味不明な題名も多いので、それらをまるで読んだかのように一方的に書評チックなものを記そうかなと思っていました。 それが、まさか…

4人目:アッバース1世(1571~1629)ーイラン人の誇りを取り戻した、苛烈な君主

イラン、サファヴィー朝(1501~1736)の第5代シャー(国王)(位:1587~1629)。内政外交を整え、同王朝の最盛期を演出した。 アッバース1世に関しては、英文訳で、唯一だという?本格的な自伝が出ていました。ただ、大著なため、値段が高く、当時(今も…

3人目:渥美清(1928~96)ー「国民的」役柄に巡り合うということ

いつもの通り、人物自身について語る資料を持っていません。もちろん、資料自体がないわけではないですが、それを読み漁る気がありません。別に、嫌いなわけではありません。私自身が、演技というものに、極めて限られた接点しかないためです。 さて、渥美清…

2人目:阿久悠(1937~2007)―感性を磨き、新たな時代を歩む

50音順でいくと、次に語りたいのが、阿久悠先生です。昭和のヒットメーカーである阿久悠先生の作品は、個人的には大変印象深いです。だから、あなたの趣味は古すぎ、と時々からかわれます。大好きなカラオケでも、そこに理解がある人がいないと、ちょっと入…

1人目:アウラングゼーブ(1618~1707)ー政治家の評価って、何なのでしょうかね?

まずは、50音順で、最初に、彼を選びました。誰?という方々がほとんどでしょう。北インド、ムガル朝第6代皇帝(位1658~1707)です。それ以外、私も詳しくは知りません。 最初からそれかい?という感じかもしれません。いいんです。あくまで、このコーナー…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ロ】 18人 【ワ】 6人

ロイター(1816~99)独の通信事業家。ロイター通信社を創設。事業を世界中に拡大。 老子(?)中国、春秋末期の思想家。道家の祖とされる。実在が疑われる伝説上の人物。 魯迅(1881~1936)中国民国初期の文学者。帝国主義や旧体制と言論で戦い多方面に業…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ル】 22人 【レ】13人

【ル】22人 ルイ9世(1214~70)仏王。内政充実・文化振興でカペー朝全盛期。最後の十字軍を指揮。 ルイ11世(1423~83)仏王。王領拡大・産業奨励・常備軍の拡充を図り中央集権推進。 ルイ14世(1638~1715)仏王。富国強兵に成功も度重なる外征で財政悪化…

関心がある「歴史上」の人物リスト【リ】 36人

リー(1807~70)米の軍人。南北戦争で南軍を指揮し敗北。敵味方問わず人望を集めた。 ブルース・リー(1940~73)香港の武術家・俳優。米映画で成功も突然死。多才。影響大。 リヴィングストン(1813~73)英の宣教師。アフリカ各地を探検。現地のために尽…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ラ】 30人

ライシャワー(1910~90)米の歴史家・外交官。駐日大使を務めた日本研究者。 ソール・ライター(1923~2013)米の写真家・画家。83歳で出版された写真集大きな反響。 フランク・ロイド・ライト(1867~1959)米の建築家。私生活数々の不幸。日本でも活動。 …

関心がある「歴史上」の人物リスト【ユ】 8人 【ヨ】15人

【ユ】8人 由井正雪(1605~51)江戸前期の軍学者。浪人救済を掲げ反乱計画するも密告に遭い自刃。 湯川秀樹 ヴィクトル・ユゴー(1802~1885)仏の詩人・小説家・劇作家。本国では詩人として有名。 ユスティニアヌス1世(483~565)ビザンツ帝国皇帝。軍事…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ヤ】 28人

ヤークーブ・ベク(1820頃~77)東トルキスタンの軍人。一時政権樹立も清朝に敗れる。 安井かずみ(1939~94)作詞家・エッセイスト。優雅な生き方が同時代の女性を魅了。 柳生十兵衛 柳生宗矩 柳宗理(1915~2011)インダストリアルデザイナー。戦後日本で…

関心がある「歴史上」の人物リスト【モ】 25人

トマス・モア(1478~1535)英の思想家・政治家。熱烈なカトリック信者。反逆罪で刑死。 毛沢東(1893~1976)中国の政治家。中国共産党最高指導者。家庭的には恵まれず。 蒙恬(?~前210)秦の武将。始皇帝の下、匈奴討伐に功績。始皇帝死後、獄中で自殺。…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ム】 18人 【メ】10人

【ム】18人 ゲイリー・ムーア(1952~2011)北アイルランド出身の名ギタリスト・歌手・作曲家。 ムアーウィヤ(?~680)ウマイヤ朝創始者。アリー暗殺後に即位。聖戦推進。世襲制へ。 ムスタファ・カーミル(1874~1908)エジプトの民族運動のカリスマ指導…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ミ】 34人

三浦綾子(1922~99)小説家。病魔に苦しみながら『氷点』はじめ数多くの小説を執筆。 ミェシェコ1世(?~992)ポーランド王。統一王朝を打ち立てる。カトリック改宗推進。 三木清(1897~1945)哲学者。治安維持法で獄死。死後『人生論ノート』がベストセ…

関心がある「歴史上」の人物リスト【マ】 52人

前田利家 前田利益(1533?~1605?)奇行で知られた武将。小説・漫画の影響大「慶次/慶次郎」。 牧野富太郎(1862~1957)植物学者。独学で日本の植物分類学を開拓した。 マキャヴェリ(1469~1527)伊の政治家・歴史学者・政治学者。演劇の脚本でも名を残…

ZARD『永遠 君と僕との間に』(幻冬舎 2019年)

「読書ノート」というカテゴリーを作ろうと思っていました。最初は何にしようか?という考えがあったのですが、本書に決めました。展覧会を観に行ったこともあって、個人的にブームが来ています。何より、「怠惰な私にとっては」新鮮な情報が多かったからで…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ホ】 53人

ポー(1809~49)米の詩人・作家。妻没後の放埓な生活で文学史上特異な傑作を多く残す。 ホアン=ホア=タム(1846~1913)ベトナムの抗仏戦争指導者として国民的に敬愛される。 ホイジンガ(1872~1945)蘭の歴史家。『中世の秋』『ホモ=ルーデンス』など…

関心がある「歴史上」の人物リスト【ヘ】 32人

ヘイエルダール(1914~2002)ノルウェーの探検家・文化人類学者。ポリネシア文化研究。 ジンジャー・ベイカー(1939~2019)英のドラマー。ロックに加えジャズなどから影響。 サチュエル・ペイジ トマス・ペイン(1737~1809)英生まれの啓蒙思想家。アメリ…

関心がある「歴史上」の人物リスト【フ】訂正版 84人

ファインマン(1918~88)米の物理学者。ノーベル賞受賞。文筆家として優れて人気。 ファーブル(1823~1915)仏の昆虫学者。大著『昆虫記』は世界中で翻訳愛読されている。 フアレス(1806~72)メキシコの政治家。インディオ出身。メキシコの近代化に努め…