「はじめにー少女小説って何ですか?」 10代前後の少女が主人公の「現実に即した」リアリズム小説 児童文学であると同時に、よき家庭婦人を育てる「家庭小説」と呼ばれるジャンルに入る 要は、良妻賢母製造ツール しかし、それらを与える「大人」たちの思惑…
「3 ヴァナキュラーな価値」より ようやく、著者の言う、「ヴァナキュラーな領域」の意味がわかってきた。頭の出来が悪いな。 コロンブスよりも、カスティーリャ王国(大雑把に言うと、今のスペインの母体)にとって重要な人物を取り上げていた。コロンブス…
0.はじめに 勉強は役立つのか?正直、個人的には、どうでもいいです。あくまで、個人の価値判断に任せればいい、と思っています。ただ、先ほどの読書で、私なりの見解が一つ、浮かんできました。以下では、それについて述べます。長旅なので、撤退するなら…
『没後190年 木米』の感想と言いながら、最初に選んだのは、いきなり近代日本画の巨匠・安田靫彦氏(1884~1978)が描いた作品です。舐めていますね。ただ、私が「木米、羨ましい」と思った理由は、この絵が、正確に言うと、この絵に付された解説が、如実に…
『Number』2023年3月号、P42から抜粋。テキスト:飯尾篤史氏。 この号は、「日本サッカー史上最高の天才」小野伸二選手の特集が組まれている。そこになぜ、柿谷選手のインタビューが挟まれているのかというと、小野伸二選手が「見ていて、本当に楽しい」(…
0 はじめに 正直、この本について、読書ノートを作ろうとは思っていませんでした。ウクライナファンとしては、必読の本だとは思います。この本以外に、ウクライナについて扱った、入手しやすい入門書がなかなか見つからないからです。ただ、いわゆる概説書な…
本日午後は、世田谷美術館に行きました。アメリカの国民的画家と言われる「グランマ・モーゼス展ー素敵な100年人生」を観てきました。 グランマ・モーゼスの何がスゴいのか?一言で言えば、彼女の生き様にあります。 グランマ・モーゼス、本名アンナ・メアリー…
本日午前中、渋谷に行きました。目的はBunkamuraで開催されている「ザ・フィンランド・デザイン展」を観に行くためです。結論から言えば、あまり肩が凝らず、疲れもあまり感じませんでした。それは、つまらなかったからではないです。圧倒されるというよりは、…
こういうのを書くと、筆者側から「偏見に固まっていますね」と言われそうですが、この本が一部で受けているようなので、読む前にケチをつけておきます。 「イスラム思想研究家」飯山陽氏の『イスラム教再考』(扶桑社)です。 非常に分かりやすいというか、…
0 はじめに このシリーズ2回目です。取り上げるのがこの評論とは、正直高いハードルです。井筒先生(勝手にそう呼ばせてもらいます)の思想そのものが難解なのに、それを評論した書物を理解しようなんて、おこがましいにもほどがあります。 確かに、450ペ…
フランス国王(位:1589~1610)。子がいなかったアンリ3世の後継者に指名され、ブルボン王朝を創始する。 彼が即位する前、青年時代のフランスは、内戦状態にあった(ユグノー戦争:1562~』98)。旧教徒(カトリック)と新教徒(ユグノーと呼ばれる)が激…
デンマーク出身の小説家・童話作家。デンマーク語では、アナセン。最初に認められたのがドイツだったため、ドイツ語風の呼び名が定着している。 オーデンセの貧しい靴職人の子。少年時代は、貧しいながらも幸せな時期だったという。成長して、首都コペンハー…
ローマ教皇(位:1492~1503)。現在のスペイン、バレンシアの貴族ボルジア家の出身。前名は、ロドリーゴ・ボルジア。ローマ教皇になった叔父カリストゥス3世(位:1455~58)の後ろ盾で、枢機卿、バレンシア大司教を歴任。その後、買収や権謀術数を用いて…
イギリス国王エドワード7世(位:1901~10)の妃。デンマーク国王クリスチャン9世の娘。妹にロシア皇帝アレクサンドル3世の皇后マリア(最後の皇帝ニコライ2世らの母親)がいる。複雑な血縁関係ですね。 0 はじめに エドワード7世は、前回取り上げたア…
イギリス、ヴィクトリア女王(位:1837~1901)の夫。 0 はじめに この人物については、今日まで、そのことしか知りませんでした。しかし、ある人物をWikipedia(あ、私の底の浅さを告白してしまった)で検索していたら、彼、アルバート公に行き着きました…
モンゴル族タタール(韃靼)系トゥメト部の君主で、後「正統」ハン位に就く(位:1551~82)。モンゴルの再統一を成し遂げた。 0 はじめに モンゴル族というと、チンギス=ハンのイメージが大きいと思います。確かに、彼の世界史への登場は、衝撃的だったと…
正直、私は、特にこの方を語るネタを、一切持っていません。また、つい最近までご存命の方なので、評価も難しいです。ではなぜ、ここであえて取り上げたかというと、これからの研究に期待しているからです。彼を取り上げた研究がさらに深まれば、アメリカ史…
0 まずはじめに このシリーズを続ける難しさは、ひとえに私の能力不足と勉強不足によるものです。ただ、私の胸を熱くした多くの「歴史上の」人物たちを紹介したいという、自分の感情「のみに頼った」使命感(?)があるだけです。つまり、このシリーズは、…
イベリア半島で後ウマイヤ朝(756~1031)を創始し、イベリア半島のイスラーム教を掲げる王朝が約700年存立する礎を築いた。精悍で機略に富み、「クライシュの鷹」と渾名された。また、詩歌の才能に優れ、王都コルドバの文化的・商業的発展の礎を築く。 1.…
「未」読書ノート。 こういうカテゴリーは、以前から考えていました。 本がたくさん出るのに、ついていけません。 また、意味不明な題名も多いので、それらをまるで読んだかのように一方的に書評チックなものを記そうかなと思っていました。 それが、まさか…
イラン、サファヴィー朝(1501~1736)の第5代シャー(国王)(位:1587~1629)。内政外交を整え、同王朝の最盛期を演出した。 アッバース1世に関しては、英文訳で、唯一だという?本格的な自伝が出ていました。ただ、大著なため、値段が高く、当時(今も…
いつもの通り、人物自身について語る資料を持っていません。もちろん、資料自体がないわけではないですが、それを読み漁る気がありません。別に、嫌いなわけではありません。私自身が、演技というものに、極めて限られた接点しかないためです。 さて、渥美清…
50音順でいくと、次に語りたいのが、阿久悠先生です。昭和のヒットメーカーである阿久悠先生の作品は、個人的には大変印象深いです。だから、あなたの趣味は古すぎ、と時々からかわれます。大好きなカラオケでも、そこに理解がある人がいないと、ちょっと入…
まずは、50音順で、最初に、彼を選びました。誰?という方々がほとんどでしょう。北インド、ムガル朝第6代皇帝(位1658~1707)です。それ以外、私も詳しくは知りません。 最初からそれかい?という感じかもしれません。いいんです。あくまで、このコーナー…
ロイター(1816~99)独の通信事業家。ロイター通信社を創設。事業を世界中に拡大。 老子(?)中国、春秋末期の思想家。道家の祖とされる。実在が疑われる伝説上の人物。 魯迅(1881~1936)中国民国初期の文学者。帝国主義や旧体制と言論で戦い多方面に業…
【ル】22人 ルイ9世(1214~70)仏王。内政充実・文化振興でカペー朝全盛期。最後の十字軍を指揮。 ルイ11世(1423~83)仏王。王領拡大・産業奨励・常備軍の拡充を図り中央集権推進。 ルイ14世(1638~1715)仏王。富国強兵に成功も度重なる外征で財政悪化…
リー(1807~70)米の軍人。南北戦争で南軍を指揮し敗北。敵味方問わず人望を集めた。 ブルース・リー(1940~73)香港の武術家・俳優。米映画で成功も突然死。多才。影響大。 リヴィングストン(1813~73)英の宣教師。アフリカ各地を探検。現地のために尽…
ライシャワー(1910~90)米の歴史家・外交官。駐日大使を務めた日本研究者。 ソール・ライター(1923~2013)米の写真家・画家。83歳で出版された写真集大きな反響。 フランク・ロイド・ライト(1867~1959)米の建築家。私生活数々の不幸。日本でも活動。 …
【ユ】8人 由井正雪(1605~51)江戸前期の軍学者。浪人救済を掲げ反乱計画するも密告に遭い自刃。 湯川秀樹 ヴィクトル・ユゴー(1802~1885)仏の詩人・小説家・劇作家。本国では詩人として有名。 ユスティニアヌス1世(483~565)ビザンツ帝国皇帝。軍事…
ヤークーブ・ベク(1820頃~77)東トルキスタンの軍人。一時政権樹立も清朝に敗れる。 安井かずみ(1939~94)作詞家・エッセイスト。優雅な生き方が同時代の女性を魅了。 柳生十兵衛 柳生宗矩 柳宗理(1915~2011)インダストリアルデザイナー。戦後日本で…