展覧会見聞録

同床異夢ー『没後190年 木米』(於:サントリー美術館)感想1:安田靫彦『鴨川夜情』より

『没後190年 木米』の感想と言いながら、最初に選んだのは、いきなり近代日本画の巨匠・安田靫彦氏(1884~1978)が描いた作品です。舐めていますね。ただ、私が「木米、羨ましい」と思った理由は、この絵が、正確に言うと、この絵に付された解説が、如実に…

グランマ・モーゼス展ー素敵な100年人生を観て

本日午後は、世田谷美術館に行きました。アメリカの国民的画家と言われる「グランマ・モーゼス展ー素敵な100年人生」を観てきました。 グランマ・モーゼスの何がスゴいのか?一言で言えば、彼女の生き様にあります。 グランマ・モーゼス、本名アンナ・メアリー…

ザ・フィンランド・デザイン展を観てー若い国家だからできたこと

本日午前中、渋谷に行きました。目的はBunkamuraで開催されている「ザ・フィンランド・デザイン展」を観に行くためです。結論から言えば、あまり肩が凝らず、疲れもあまり感じませんでした。それは、つまらなかったからではないです。圧倒されるというよりは、…

『ZARD 坂井泉水 心に響くことば』(町田市民文学館ことばらんど) 2021年7月7日(水)

ファン以外には格別話題になっている展覧会ではなかったため、何か特別新しいことを知ることを期待して向かったわけではありません。ただ、友人が先に観に行ったため、やや対抗心を燃やして、観覧することに決めました。大人げないというか、本質的な理由か…