2021-09-13から1日間の記事一覧

13人目:アンリ4世(1553~1610)ーフランスを強国へと導いた、開明的な国王

フランス国王(位:1589~1610)。子がいなかったアンリ3世の後継者に指名され、ブルボン王朝を創始する。 彼が即位する前、青年時代のフランスは、内戦状態にあった(ユグノー戦争:1562~』98)。旧教徒(カトリック)と新教徒(ユグノーと呼ばれる)が激…

12人目:アンデルセン(1805~75)ーデンマークが誇る世界的な「童話」作家

デンマーク出身の小説家・童話作家。デンマーク語では、アナセン。最初に認められたのがドイツだったため、ドイツ語風の呼び名が定着している。 オーデンセの貧しい靴職人の子。少年時代は、貧しいながらも幸せな時期だったという。成長して、首都コペンハー…

11人目:アレクサンデル6世(1431~1503)ーローマ教皇に成り上がった「極悪人」

ローマ教皇(位:1492~1503)。現在のスペイン、バレンシアの貴族ボルジア家の出身。前名は、ロドリーゴ・ボルジア。ローマ教皇になった叔父カリストゥス3世(位:1455~58)の後ろ盾で、枢機卿、バレンシア大司教を歴任。その後、買収や権謀術数を用いて…

10人目:アレクサンドラ(1844~1925)―終生家庭問題に悩み続けた、誇り高きイギリス王妃

イギリス国王エドワード7世(位:1901~10)の妃。デンマーク国王クリスチャン9世の娘。妹にロシア皇帝アレクサンドル3世の皇后マリア(最後の皇帝ニコライ2世らの母親)がいる。複雑な血縁関係ですね。 0 はじめに エドワード7世は、前回取り上げたア…

9人目:アルバート公(1819~61)ー長生きしていたら、世界史の記述を変えていたかもしれない人物

イギリス、ヴィクトリア女王(位:1837~1901)の夫。 0 はじめに この人物については、今日まで、そのことしか知りませんでした。しかし、ある人物をWikipedia(あ、私の底の浅さを告白してしまった)で検索していたら、彼、アルバート公に行き着きました…

8人目:アルタン=ハン(1507~82)ーモンゴルの栄光を再び示した君主

モンゴル族タタール(韃靼)系トゥメト部の君主で、後「正統」ハン位に就く(位:1551~82)。モンゴルの再統一を成し遂げた。 0 はじめに モンゴル族というと、チンギス=ハンのイメージが大きいと思います。確かに、彼の世界史への登場は、衝撃的だったと…

7人目ーモハメド・アリ(1942~2016)ー現代アメリカ史の一側面が見えてくる可能性

正直、私は、特にこの方を語るネタを、一切持っていません。また、つい最近までご存命の方なので、評価も難しいです。ではなぜ、ここであえて取り上げたかというと、これからの研究に期待しているからです。彼を取り上げた研究がさらに深まれば、アメリカ史…